I・O DATAのHDCA-L1.0UK、外付ハードディスクです。
いつもは、PC起動時に立ち上がるのに、立ち上がらず、ディスクチェック・修復画面に遷移してしまうようになったとのこと。
その後、何時間もかけてディスクチェック・修復をおこなったものの、途中で進まなくなり、強制シャットダウン。その後、再アクセスをすると、エクスプローラーの表示はされるものの、データの内容が見ることができない状態ということでした。
内部のハードディスクは、ST31000520ASです。
お調べすると、読み込み指令を出すと読み込みは開始するものの、すぐにBusyとなり、指令を受け付けない状態でした。
また、ヘッドとプラッターの状態を診断すると、特定のヘッドが担うプラッター面の特定の箇所に差し掛かると異音がしてBusy状態となることを確認しました。
ファームウェア処置を行い、Busy状態をいったん解除し、エラーを制御しながらプラッターにあるデータを回収する手法で、復旧を行いました。
尚、Windowsのディスクチェックは、ハードディスクを物理的に修復するものではないので、かえってハードディスクに負担をかけ、また必要なファイルまでロストしてしまう危険性があります。ディスクチェックをかける前に、専門家にご相談されることをお勧めいたします。