元号が「平成」から「令和」に変わり、
今日が最初の営業日です。
長い連休明けは、だいたい午前中は静かなのですが、
午後に入ると次第に問い合わせが増えてきます。
おそらく・・・
出勤し
→PCやサーバーの電源を入れる。
→なんかおかしいぞ
→自分でなんとかしようと試してみる
→やっぱ直らないわ
→復旧業者を探すか・・
という流れなのかと思います。
しかし、初日は問い合わせだけで、
実際にご依頼が入ってくるのは
2日目以降、特に3日目が多いのです。
おそらく・・・
検索上位の業者に行ってみた
→なんか怪しかった
→しっかり探さなきゃ
→当社にご来店
・・とか勝手に想像していますが。
さて、連休前に復旧完了した
FreecomのHard Drive Classic Ⅱ RED 2TB 36543です。
2TBのUSB外付けHDDです。
当初「データを移して欲しい」とご依頼をいただきました。
詳しくお話を伺うと、
USBで接続して、Windows上でドライブとしては認識するものの
コピーを試みると、途中で認識が外れ(ドライブが取り外された状態になる)
データを移せない症状が出ている、とのです。
早速分解します。
裏側のテープ止めされている化粧板を外すとネジが出てきます。
中のディスクは東芝のDT01ACA200です。元は日立のものです。
セクタイメージの取得を試みます。
あー・・・酷い不良セクタの連続です。
まともにデータが移せなくて当然ですね。
この外付けHDDはプラスチックのケースにポン入れしているだけで
ファンどころか通風口すらありません。
相当熱のダメージがあったのではないかと考えられ
ヘッド、プラッターともにダメージがあることが予測されます。
診断機でヘッドの動きを細かく制御して、2TB中の75MBを除きディスクイメージの回収に成功しました。
多少補正を行い、ほとんどのデータを回収することができました。
なんとか連休前に納品することができ、お客様にもお喜びいただけました。
令和の新時代、データSOSを引き続きよろしくお願いいたします!