WesternDigital純正のハードディスク診断ツールを使って不良セクタを診断してみる

注:この記事で紹介しているData Lifeguard Diagnosticは2021 年 10 月 1 日にて提供終了しています

先日、会社で使っているLinkstation LS-WX2.0TL/R1のハードディスクを交換しました。

毎日自動でエラーチェックをして、異常があるとメールを送る設定になっています。

こんなメールが届きます
————————————————-
DISKエラー通知
HDDでエラーが発生しました。エラー発生ディスク:ディスク2

(sdb) READ sector:124816896 count:1ディスクの読み込みエラーが発生しました。すぐに故障に至ることはありませんが、定期的なデータのバックアップをお勧めします。
————————————————–

2本のハードディスクが入っていて、No2にエラーが発生しています。
しばらく放っておくと、こんなエラーメッセージに変わります。

————————————————–
DISKエラー通知
HDDでエラーが発生しました。エラー発生ディスク:ディスク2

エラー数が警告レベルに達しました。
————————————————–

上の通知から下の通知に変わるまで約一ヶ月。
おそらく不良セクタが発生して故障に至ったものと思われます。
RAID1に設定していたため、新しいハードディスクに交換して、再構築をポチッと押せば復旧完了です。RAID1にしていて良かったと思う瞬間です。

さて、この取り外したハードディスク、一体どの程度のエラーが発生しているのか?
フォーマットすれば使えてしまうのではないか・・・?気になるところです。

やはり、正確な診断結果が欲しいですね。
こういった場合ハードディスクメーカーで純正の診断ツールが用意されています。
どの程度の破損があるのか把握することが可能です。

「B」のハンコが押されたWD10EARX

内蔵されていたのはWesternDigitalのWD10EARX。
アウトレット品だったので「B」のハンコが押されています。
(うちは復旧屋なので直せますが、カタギの方はちゃんとした製品を買いましょう)

WesternDigitalは純正ツール「Windows用Data Lifeguard Diagnostic」が用意されていますので、これをダウンロードします。(2021 年 10 月 1 日にて提供終了しています)
http://support.wdc.com/product/download.asp?level1=6&lang=jp

WesternDigitalは純正ツール「Windows用Data Lifeguard Diagnostic」をインストールする
HDDが認識されています
S.M.A.R.T情報を表示
QUICK TESTを選択
Quick Test実行中
エラー画面 Quick Test on drive 2 did not complete!が表示
QUICK TESTにFAILの文字が
EXTENDED TESTを選択
Too many bad sectors detected.の表示
結果表示 Test Result FAILの文字が

インストールします
起動するとハードディスクが認識されています。

SMART情報も見ることができます

まずはQuickTESTを実行

テスト実行中・・・・

おーっと、エラーを検知
< FAILがつきます この時点で「文鎮」確定です・・・
念のためEXTENDED TESTも掛けてみます。

多数のバッドセクタが検知されたと怒られました。

結果を表示させます。

EXTENDED TESTで 08-Too many bad sectors detected.の表示


テストが途中で止まるほど多くの不良セクタが検出されました。
このハードディスクが使えないことがはっきりとしました。
大事なデータを保管するディスクの場合、念のためこのツールで正常性を確認してみるとよいと思います。

  • URLをコピーしました!
目次