ちょっとお懐かしいLinkstation HD-HG250LANのデータ復旧です。
LS型番ではなくHD型番です。
今やバッファローは押しも押されもせぬハードディスクメーカー、ですが、私は「メモリ」と「プリンタバッファ」の印象が強いです。EMSとかメルウェアとか、プリンタバッファは社名になりましたね。
バッファロー、いやメルコがハードディスクを発売しだしたのは98MATE発売の頃でしょうか。当時は今はなきICMや緑電子、日本テクサなどが強く「メルコがハードディスクか、ふーん、そっかー」と思っていたものです。同時期にローカルバスのウィンドウズアクセラレータも発売し、最大手の周辺機器メーカーとして躍進するきっかけをつかんだ頃でしょうか。
なんだかんだ言って私もラジカンの7階(だったかな?)にあった「フジオン」でA-Mate用の540MBの内蔵ハードディスクを買った覚えがあります。
さて、とりとめの無い話はここまでにして、お客様のお話によると、Linkstationにアクセスできなくなり、メーカーのサポート窓口に問い合わせたところ、ファームウェアに問題があるのではないか?という回答だったとのこと。宅配便で送っていただき、詳しく調べることに。
到着して開梱すると、見事なホコリ・・・
うーん、これはファームウェアどころじゃないな、と予感がします。
ケースからハードディスクを取り出し、診断を掛けようと電源を入れた段階で「カコン、カコン、カコン」と無情な音。内部のハードディスクはWesternDigitalのWD2500BB。
ハードディスク裏面の基板を外して点検してみます。
ありゃー、チップが黒焦げ。これは相当室内に焼け焦げたニオイがしたと思うのですが・・・・
お客様にお見積を提示し、ご判断いただきます。
物理障害の場合、金額もかさみますのでまずは見積をご了承いただいた後に作業を行います。
お客様にご承諾をいただき、作業を開始します。このような場合、同じハードディスクを探して基板を取り替えても残念ながらデータを取り出すことはできません(BIOSレベルで認識しません)。幸いデータ部分には障害は及んでおらず、データを復旧することができそうです。お急ぎのところお待たせいたしました。