CFD SSD CSSD-S6B480CG3VX アクセスできずSATAFIRM S11と認識される

SSDに換装したノートパソコンが起動できないとご相談いただきました。

SSDはCFD販売のCGシリーズ、CSSD-S6B480CG3VX 480GB 2.5インチのSATAです。
CSSD-S6B480CG3VXの裏面 ラベルが貼ってある
診断してみると、確かに認識するものの、モデルが「SATAFIRM S11」と認識され、正常な型番を表示しません。読み込みを試みると、すぐにBusy状態となりハングアップします。
Modelが SATAFIRM S11と表示される
これはSSD内部のファームウェアに障害が発生しており、SSD自体が起動できない状態を示しています。
ほとんどの場合、SSDの記録素子が劣化し、ファームウェアが格納されている領域が破損
結果としてSSDはSSDとして正常に起動できない状態に至ります。
さらに悪化すると容量が20MBなどと認識されるようになったり
ファームウェアのバージョンも認識されない状態となります。

この場合、ファームウェアの破損個所の修復を行い、SSDを強制的に起動させ、その間にデータを引っ張り出すという手法を取ります。

時々、PCに詳しい方から「正常なファームウェアを書き込めば直るのでは?」というご指摘もありますが、
この「ファームウェア」は、プログラム部分もあれば、個々に異なるパラメーター部分もあります。
「Windowsのレジストリが壊れたようなものです。そのレジストリの異常個所を突き止めて、起動できる状態にして・・・」
と例えると、ご納得いただけることが多いです。

ただ、安価なSSDの場合、NANDチップの破損が著しく酷いことが多く、復旧できないケースも多くあります。
今回、幸いにもほとんどのデータが回収できました。不幸中の幸いです。
ご用命ありがとうございました。

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