お得意様の台東区の専門商社様より、工場で使用しているPCの調子が悪いとご相談をいただきました。
HPのProBook 450 G6です。
症状は使用中に特定のキー入力が受付なくなったり、画面が黒くなるといった状態です。
このPCには業界の協同組合で使用している専用のアプリが入っており、この専用アプリのインストールには、組合で契約しているサービスエンジニアを呼ばなければならず、時間もコストもかかるとのことで、なるべく再インストールを避けたいというご意向です。
内部は256GBのSSDと500GBのHDDの2台搭載されているモデルです。2020年頃に多かった構成ですね。
SSDはSK HynixのHFM256GDJTNG-8310A BA NVMe HP用にカスタマイズされているモデルです。
大抵の場合、WindowsはSSDにインストールされており、HDDはユーザーが設定しない限り使用されていないことが多いです。
まず、ハードウェアテストを行ったところ、特に異常が検出されませんでした。
SSDの不具合を疑い、障害機のSSDを代替のSSDにクローンをして様子を見てくださいと一旦お返ししました。
ところが、工場に持っていく途中で同じ症状が出るとのことで、とんぼ返りしていただき予備機にSSDごと移植しました。
同じ予備機があって助かりました。
ただ、注意しなくてはならないのがBitLockerで暗号化が掛けられている場合、解除キーを用意しておかなければならなかったり、一部アプリによっては動作に支障が出る可能性もあるので安易に行うのは危険です。
結果、症状は再発せず、問題なくご使用いただけているとのことでホッとしました。
いつもご用命ありがとうございます。