ASUSのノートPCに内蔵されていたSATAのSSD「SK hynix HFS256G32TND-N210A」です。
Windowsが起動できなくなり、パソコンの修理店に持ち込んだところ、
内蔵のSSDに障害があるようだがSSDは対応できない、とのことで当店を紹介されたそうです。
ご紹介いただきありがとうございます。
お調べするとBIOSでは認識可能。
SMARTも特に異常は出ていません。
イメージを取得します。
あらあら、リードエラーが出ました。
幸い3ファイルを除き、ほぼ復旧することができました。
原因はおそらく素子不良です。
SMARTで検知できていないようで怖いです。
放置すると不良ブロックが増え、最終的にBIOSでも認識できなくなります。
SSDは今現在(2021年)、
BIOS認識できなくなると特定のコントローラーが搭載された機種を除き対応不可能です。
なぜ対応不可能かといえば、個々のコントローラーの挙動が解析されておらずツールがないのです。
すなわち、データ復旧業者でもなす術がありません。
したがって、重要データをバックアップなしにSSDに保存するのは【非常に危険】です。
それでもSSDを使う場合、
・データ復旧はできないものと心得る
・バックアップを必ず取る
・SMARTを活用し障害の発生を早期に検知する(しかし、今回のように検知できないことがある)
・怪しげな安いSSDは買わない(安いSSD≒B級チップの寄せ集め・・・そんなとこに大事なデータ入れる!?)
当社にあるPCも、ほとんどSSD化していますが、SSDだけでなくHDDも内蔵し、
常にHDDにバックアップをするように設定してあります。