あっという間に4月ですね。
この時期に多いのは「PTAで引き継いだUSBメモリを壊してしまった」というトラブルです。
これすごく多いのです。
実際に持ち込まれた現物を示します。
何の変哲もないUSBメモリに見えますが、印刷されたマークにご注目。
「Windowsに対応しています」というマークなのですが、なんとWindows Vista
何年前のものでしょうか?WindowsVistaがリリースされたのは2006年です。
16年もの間使われていたということです。
覚えておいていただきたいのは、USBメモリは永久に使えるものではなく「消耗品」です。
USBメモリは「フラッシュメモリ」というメモリにデータを蓄えるのですが、
フラッシュメモリというものは、内部に電気を蓄えることで、デジタルの0と1を表現します。
寿命が近づくと、電気を蓄えられなくなり、データを保持することができなくなるのです。
この理屈はスマホの電池が持たなくなる、
車のバッテリーが長持ちしなくなるという現象を思い浮かべていただくと
理解できると思います。
しかも、このUSBメモリ、困ったことに
いつ寿命がくるのか知る術がありません。
PTAで引き継いで、PCに挿してみたら文字化けしてデータが全部消えてしまった。。。
運悪く、このタイミングで引き継がれた方は真っ青で、
自分が壊してしまったと自責の念に駆られます。
幸い復旧できた場合でも、料金をPTAで負担させることはできないからと
自腹を切る方も多いのが現実です。
PTAでUSBメモリを使われる場合、
高いものではありませんので
毎年必ず買い替えていただきたいと思います。
その際にはホームセンターなどで売っているノーブランドの安いものではなく、
Sandiskなど、信頼性の高いメーカー製のものをお選びください。
また、なるべく容量の小さいものをお選びください。
そして何より、GoogleDriveなどクラウドサービス移行することをご検討ください。